徒然素心ひとりごと

[徒然]…時間があるときに、[素心]…そのとき感じたことを、[ひとりごと]…感じたままにつぶやく、エッセイときどきコラム風

個性がなくなっていく…。仕事は楽しく!

最近街中を走っている同じクラスの車って、メーカに関係なくみんな同じ顔に見えない? で、あらためて周りを見回してみると、家電にしても、銀行や保険会社にしても、同じカテゴリーに似たような商品やサービスが溢れていて、どれも同じような価格で、機能や品質には大きな差はなく、選ぶのに困るほど。

そんな時「プロセスエコノミー(尾原和啓著)」に載っていた興味深い4象限マトリクス。これを参考に少しアレンジしてみた。

Ⓒは、市場は大きいものの一定の市場を奪い合う…いわばレッドオーシャン領域で、敵(競合)は多く早い者勝ち(でも競合も真似をするので寿命は短い)ブランド力が優勢(でも価格勝負になりがち)。多くの商品やサービスはⒸなので、Ⓒの中で機能やサービスを改良・見直ししても、しょせん消耗戦。この領域で頑張っている会社は多いが、中には、目標達成が厳しくなると(実は毎年厳しい)、さらに管理しようとし→挑戦しなくなり→見せかけの利益を作るために経費削減し→閉塞感に包まれていく。これが繰り返され、ますます現状の呪縛から脱皮できないように見える会社も。

これじゃ仕事は面白くないよな!

 

ちなみにⒷは、日常生活に役には立たなくても、それを持っている・使っていること自体がステータス…市場は小さいが単価は信じられないくらい高く、ニッチでマニアックな領域で、例えばレアなフィギュアやカード、超高級ホテルのスイートルーム、スーパーカーなど。

しかしⒷに参入するには、綿密な One to One マーケティングと、ブランディング・ポジショニング戦略が不可欠、簡単にはいかないよ。

 

ではⒶはどうか? Ⓒがマス・マーケティングの領域、Ⓑがニッチ・マーケティングの領域だとすれば、Ⓐはセグメント・マーケティングの領域といえる。またⒶにはロングセラー商品が多い領域でもあるように思う。

Ⓒ→Ⓐも作戦次第で可能性はありそう。ただしⒶを育てていくためには、Ⓒの時の戦略から頭を切り替える必要がある! つまり事業起点だけで営業戦略を考えるのではなく顧客視点で戦略を考える、さらに顧客の先にある社会全体に目を向ける必要があるのでは…ということ!

でも書いた通り、社会全体は大きな価値連鎖で繋がっているのだから。

ベストセラーではなくロングセラーを目指す。このためにはファンを増やす、リピーターを増やす。そのためにはあえてターゲットを絞り真摯なマーケットインを継続できるかがカギ! 机上でパソコン眺めてても答えは見つからない! 外に出てお客さんと会話しよう。そのうえで創造→挑戦→実践の繰り返しワクワクする!

仕事は楽しくやろうよ!

 

(おまけ)

戦略会議や営業会議で、

  • 適切な目標設定
  • 各案件のステータス管理の徹底
  • 高いモチベーションの維持

おいおい! 毎年同じことを言ってないか? 当たり障りのない正解ばかり言ってないで、マネジメントにも個性があってもいいんじゃないか?

(ま)