徒然素心ひとりごと

[徒然]…時間があるときに、[素心]…そのとき感じたことを、[ひとりごと]…感じたままにつぶやく、エッセイときどきコラム風

LIFE SHIFT 恩返しと私の100年Life

今日は一粒万倍日…だからというわけではないけれど、ずっと考えていた私の100年Lifeをデザインしてみようと思う。

LIFE SHIFT =100年時代の人生戦略=」を発刊(2018年)直後に読んで衝撃を受けた。この本きっかけで、それまでぼんやりとしか考えていなかった自分の100年Lifeを真面目に考えはじめ、考えているうちにLIFE SHIFT2 も発売されてしまい(こちらは2021年)、それからさらに3年近くが経ってようやく…と言う感じ。

60代半ばを過ぎ、おかげさまで今の自分の働き方スタイル(=フリーランスポートフォリオ・ワーカーlike)がとても心地いい(もちろん辛く、苦しいこともある)。こんなことなら、もっと早くに今のスタイルにShiftしておけばよかったとさえ思う。とはいえ、堅実な性格の私は、当時、サラリーマンからShiftする覚悟も勇気もなかったのだが…。

 

あらためて私の「LIFE SHIFT」を振り返ると…、

これまで典型的な3ステージ人生を送ってきて、ふと60歳以降の人生が不安になり、もがき始めたのが50代半ばのこと。人生100年となると、60歳で引退するわけにはいかなくなる。なぜなら引退してからも、仕事をしてきた年数と同じ40年を無収入で過ごさなければならなくなるから。悠々自適だけど刺激のない生活は精神的に耐えられないだろうし、なにより年金だけでは金銭面で あ・り・え・な・い!

となると必然的に60歳で引退するのではなく働き続ける必要があるのだが(働き続けたいという意欲も大いにあるし)、ポイントは、これまでと同じ会社に居続けて、同じ仕事を続けるか…ということ、仮に居続けても5年間だけで、65歳で同じことを思い悩むなら、今のうちにもがいておこうと…。

 

もがきながら抱き始めた妄想は、

  • これまでの経験やキャリアを活かし、複数の会社と顧問契約をいただきつつ、社会に恩返しをしたい
  • 月俸は低くてもいいから、実績ベースでインセンティブ報酬をいただくことができればいいな
  • インセンティブの額は自分ではなく、価値の対価としてお客さんに決めてもらう
  • これまでの延長線上の仕事だけではなく、違う土俵であらたなチェレンもしてみたい(無償であっても)

それからはまさに〝もがき、あえぎ、トライ&エラー〟を繰り返し、そんな最中に「Life Shift」に出会った。そして少しづつ、本当に少しづつ芽が出はじめ、気が付くと60代半ばの今、ポートフォリオ・ワーカー」に近いワークスタイルができていたというわけ。もっと若い頃にこの本に出会い、当時から今の年齢を意識して、エクスプローラインディペンデント・プロデューサーのステージを実践しておけばよかったと心から思う!

今こうしてあるのは、言うなら〝言霊〟というか引き寄せの法則というか…、それもこれもこれまでお世話になった皆様のおかげなんです! 繰り返しですが、もっと早くにShiftしておけば…と切に感じる。

 

で、自分の100年Lifeをデザインするにあたり、恥ずかしながら今の状況と今後の目標や希望の主なものを整理してみた。

こうやって整理してみると、これからの人生に向けて〝やるべきこと〟=戦略が見えてくる。

  • 上半分は今の活動のベースで、(趣味を除いて)ニーズがある限り続けていきたい。そのためには、世情のキャッチアップを怠らず、スキルや人的ネットワークにさらなる磨きをかけていこうと思う。
  • 下半分は新たな領域として、これからチャレンジしていきたいこと、やり始めたこと。ほかにもやりたいことはいっぱい!なのでまずは、今まで経験のない新しい世界の人たちの喜びや楽しみ、苦労や苦悩に触れ、できるだけその世界を体感することから始めて、自分なりの設計図を描いてみようと思う。

どれも簡単ではないだろうけど、未来が輝き続けますように!

 

(おまけ)

徐々に副業が認知され、制度化されている中、ポートフォリオ・ワーカー」の人口が増えていくような予感。フリーランスよりもっと活動範囲や活動ジャンルを広げる感じかな。もちろんポートフォリオ・ワーカーにはさらなるスキルを磨き続けることが不可欠の大前提だが。

しかし、ポートフォリオ・ワーカーが増えたら、会社の存在価値、事業形態、従業者を集める求心力にも変化が求められることになる。会社側(雇用主)は従来の雇用契約にこだわらない、より魅力的な提携形態(委託契約の発展形)の仕組みがあってもいいと思う。

(ま)