会社のルール(規程や基準)は何のため? もちろん健全に会社運営を行うための必要最低限の〝決め事〟が必要だからですよね(世の中にはいろんな人がいますから…)。
さて問題は、「如何にルールを周知、浸透、遵守させるか」ですが、
現場にメリットがない管理は破たんする。やらせようとコントロールすればするほど、現場は離れていく。
だから管理部門の方々は大変ですよね。そんなときどうするかな?
【①自ら現場を回る】
「実行専任者」を決める ↓ ◎:指名されたからには自ら汗をかく覚悟と強い責任感がモチベーション。「こうしよう、こうしたい」意志が働く ↓ ◎:決めるのが早い △:仕組みやツールは走りながら整備していこう ↓ いざ! ◎:リーダシップを発揮 ✖:振り返ると〝一人ぽっち〟? |
なーんてことも。
【②仕組み(ツール)を揃えよう】
「タスクフォース」を組織する(合議制) ↓ △:自部署のミッションを前提に意見がでる傾向 (総論OK、各論になればなるほど…▲) ↓ △:決めるのに時間がかかる ↓ ◎:それでも、合意形成を図り、ツール類も揃えて準備万端 ↓ いざ! ✖:推進する人がいない、仲間はたくさんいるはずなのに… |
なぜ、こんなことが起こるんでしょうか?
答えは簡単…①も②も〝チームとして活動していない〟、あるいは〝チームの一員であるという認識がない〟からです。
「チーム」とは、仲間が思いを一つにして、一つのゴールに向かって進んでいける集団だと思っているので、
- 目的/ゴールを共有していること
- ゴールへ向かう思いを共有していること
- 一人ではなく、仲間がいること
これにつきますよね。
「野球チーム」と言っても「野球グループ」とは言わない/「プロジェクトチーム」とは言っても「プロジェクトグループ」とは言わない。「アイドルグループ」とは言っても「アイドルチーム」とは言わないでしょ!
じゃぁ、会社組織は?
毎年(下手したら期中でも)恒例のように組織変更や異動があります。しかも「○○部△△課□□グループ」という名称が多くありませんか? 一丸となって目標達成に動かなければならない会社組織が「□□グループ」ってねぇ…!?
最近、「パーパス・マネジメント」という言葉をよく聞きますが、あらためて言われなくても、私も含め多くの人は「存在価値」を磨き、どこに所属していようがチームに貢献できる存在でありたいと思っているし、成功をチーム全員で喜び合いたいと思っているはず。
一人ひとりが自立できても、組織が自律できないのは、ひとえに〝チームマネジメントができていないから〟と感じますね。
(ま)