徒然素心ひとりごと

[徒然]…時間があるときに、[素心]…そのとき感じたことを、[ひとりごと]…感じたままにつぶやく、エッセイときどきコラム風

「My完成曲線」…文書の完成度を高めるための旅

論文、提案書、プレゼン資料、コラムなど資料を作成する機会は多いと思いますが、〝私の場合〟の完成までの道のりを発見。名付けて「My完成曲線」

「My完成曲線」の特徴は、

  • 実際は ①②③ ともにきれいな曲線・直線ではなく、いずれも蛇行しています。蛇行…つまり失敗や見直し、書き直しを繰り返しながら、少しづつ完成に向かっていく…という感じ。
  • 納期・期限があるので、必要な想定時間を ①=②=③ として逆算してスタート。ただし完成=納期・期限では、あまりに余裕がないので、A(数日~1週間)を予備日に。
  • ちなみに、なぜ ①=②=③ なのかというと、
    • いきなり始動(②)するより、準備期間(①)を設けたほうが効率がいい。①でしっかり骨格を練ってゴールまでのシナリオが見えてくれば、②に勢いが付き一気に製作できる。なにより②で失敗を繰り返すより、①で失敗を繰り返しておいたほうが傷は浅くて済む
    • 制作中(②)は想いや主観の渦の中にいる。だから一呼吸おいて、当事者でいながら第三者でいることを意識して、振り返り・見直し(③)を行う。もちろん実の第三者からの意見や感想はとてもありがたい。だから③に十分な時間をかけて、何度も見直すことが大切

しかし、予期しないことも起こり(実は薄々気づいているのだが…)、

  • 想定に反して意外と ②<①<③ が多いかも。9合目を過ぎてからは完成に向けて、できるだけブラッシュアップしようとして気になる部分を修正していく。予備日Aの間もそれは続き、キリがないというか、往生際が悪いというか…!
    • 文書全体が矛盾していないか
    • 言いたいこと、言うべきことは明確に表現できているか
    • 余談は効いているか、しつこくないか
    • もっといい〝表現〟はないか、誤った〝表現〟を使っていないか(現に今も、「表現」がいいのか、「言葉」がいいのか、「単語」がいいのか、「語句」がいいのか…、どれが適切なのか何度も迷う)
    • などなど
  • 修正することで、新たな修正点を発見したり、矛盾が生まれることもあって、修正そのものを修正せざるを得なくなることも。
  • いつも ①→②→③ と進むわけでもなく、なんども①を繰り返したり(①①①…→②→③)、①の途中で考え直し…みたいなことも(①①‘①’‘①’‘’①‘’‘’→②→③)

実はこのブログも毎回まさに「My完成曲線」そのもの。下手したら公開してからも気になって、③を繰り返してしまう!

 

(おまけ)

文書の構成にはいくつか定石みたいなものがある。

でもね…、最終的に文書力を上げる唯一の方法は、〝何度も書いて、何度もダメ出しを受けること〟。もうね、これしかないよ!

リンクを貼って気づいたけど、このブログを書いたのが、偶然にもちょうど1年前の今日だったことにビックリ。何かに引き寄せられた?

(ま)