身近にいつもイライラしている人がいる。
- 自分の言うことに取り合ってもらえない
- 前はできていたことができなくなった
- 欲しかったものを買いに行ったが売り切れていた
- タクシー呼んだのに待たされた
- 近所が騒がしい
などなど。
そのイライラはどこからくるのかというと…ほとんどの場合〝自分の思い通りにならない〟ことが要因。
それでもグチってるだけならまだいい、愚痴を言って発散するということもあるだろうからね。
ただこの状態が続くと…、愚痴が文句(言ってみれば外向きの攻撃)になり、そして不安(言ってみれば内向きの攻撃)になってくる。
- なんであの人は人の話しを聞かないんだ!⇒無視されてるのかな?
- 本気でやればできる!⇒このままできなくなるんじゃないか?
- なんで売ってない!⇒買えなかったらどうしよう?
- 遅い!⇒本当に来るのかな?
- うるさい!⇒いやがらせ?
こうなると自身が疲れるだろうことは容易に想像できる。だって「文句」にしても「不安」にしても、〝攻撃〟するってことはそれなりに精神的体力を使うだろうし、我慢するとそれがストレスにもなるだろうし(イライラとストレスは鶏と卵)。
さて本題はここから。
その〝身近な人〟が高齢の身内だったら?
他人だったら火の粉を避けて静かに離れていくこともできようが…。
そこで私なりに「イライラと年齢との関係」をグラフにしてみた(専門家から見たら拙劣で誤っているかもしれないが…)。
専門家(精神科医、理学療法士、心理カウンセラーなど)の話を聞いても、書かれた書籍を読んでも、どれも「まず自覚すること/原因を探ること/対処法について…」などについて語られているが内容に大差はなく、しかも対象は30歳代~50歳代の働き盛りのように思う(図の黄色矢印)。
ではこれを高齢者(図の赤色矢印)に適用できるか…応用できるかというと、なかなかに難しいのが現実!
ただね、高齢の本人も悩んでいるんだと思うんだよね(なぜそんなにイライラするのか本人にもわからない)。だからつられて私がイラついてどうする⁉と思いつつ…、
- 相手を否定しない
- 目を合わせてはっきり話す、聞き手に回る
- 仕草や表情にも気を配る
など「きれい事」をいつまで続けることができるだろうか? 我慢するしかないのか?
そんな中、とても助かっているのが看護師や介護士の方々の存在。いつも元気で、下向きで、心遣いが行き届いていて、親しみやすく、そして笑顔。
なにより、私たちの心のバランスのよりどころ。
本当にありがとう、おかげさまで助かってます!
(ま)