今また、ウルトラマンに出会えるとは思わなかったよ。
ウルトラマンはもちろん、懐かしい怪獣=禍威獣(中にはウルトラQに登場したものまで)や異性人たち、
変身するときの効果音や登場シーン(下から見上げてせり上がるような映像、少しづつ近づいてくるコマ送りの映像)、
シーンごとに流れる定番のBGM。
フジアキコ隊員も綺麗だったけど、ウルトラセブンのアンヌ隊員は妙に色っぽかったし、ティガのレナ隊員はかわいかったし、長澤まさみさんは超クールだし。
今また、ウルトラマンになりたいと思いました。
でもね、この作品の本当の魅力は、
- なぜ怪獣や異性人が現れるのか、人間のエゴが招いていることなのではないか
- 人間の知性の結集は、最先端科学技術を持つ異星人にも勝る
- 人を思いやる気持ちは、異星人にも通じるほど尊いものなのだ
というメッセージではないかな。
ウルトラマンはシリーズを通して、根底にはこのような普遍的な心理が支えているし、この作品にも確実に受け継がれていた。
そして誰もが少なからず持っている〝人間の知性のすばらしさ〟や〝思いやる気持ちの尊さ〟は、我々が生きていくうえでの勇気を与えてくれる。
今なぜウルトラマンなのか?
不確実な現代に生きる贅沢でワガママな〝自分ファースト禍威獣〟への警告なのかもしれないね。
見終わってこれを書いている今でも、ジワジワとこの作品の深さを噛みしめています。
シン・ガリガリ君を食べながら。
(ま)