実際に行って、観て、触れて、空気を吸って、感じて、初めて知ることばかり‼️
1日目:ツタンカーメンの黄金のマスクがあるエジプト考古学博物館
ルクソール西海岸…王家の谷、ツタンカーメン王の墓、ハトシェプスト女王の葬祭殿、メムノン巨像
3日目:ハン・ハリーリ市場、アズハル・モスク、カイロタワー
4日目:ギザのピラミッド群、クフ王のピラミッド内部、スフィンクス
前回 の「ルクソール」
おじ散歩world in EGYPT その②、ルクソール43℃もなんのその、想像をはるかに超える圧倒的迫力 - 徒然素心ひとりごと
に続き、今回はいよいよスフィンクスが守るギザのピラミッドへ。
■ギザのピラミッド群
クフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッド。映像や写真で何度も見ているはずなんだけど、実物は想像をはるかに超えて大きい。大きい→巨大→超巨大…という言葉だけではとても表現が追い付かないし、この感動はどう頑張っても写真では伝わらない。物理的な大きさに加えて、荘厳で神秘的、歴史ロマンに溢れ、そして美しさなどを併せ持っているからだろうか? 感動で震えが止まらない!
中でもクフ王のピラミッドは高さ139m。大阪通天閣(100m)を超え、東京タワー大展望台メインデッキ(150m)に迫る高さまで石を積み上げた、しかも4千年以上も前に。
驚くのは大きさだけではない。見れば見るほどふしぎ発見!
- なぜ正四角推?
- なぜ4面が東西南北に正確に向いている? 4千年以上前に天文学や測量技術を習得していたのか?
- こんな高さまでどうやって石を積み上げた? 最初にスロープを造って石を持ち上げて、最後にスロープを撤去というのが通説らしいが…、
- なぜ崩れない? どうやって石と石を接着してる?
- ピラミッドの内部にある「王の間」はじめいくつかの空間はどうやって作った? 積み上げた後から掘るのは大変! とはいえ最初から空間を意識した設計となると、ものすごい精度が求められる⁉
- 石の棺はいつ、どうやって入れた?
などなど。
映画「最高の人生の見つけ方」でモーガン・フリーマン演じるカーターが書いたバケットリスト(The Bucket list:棺桶リスト=死ぬまでにやる事リスト)の中に〝ピラミッドを見る〟というのがあって、ここはそれほど憧れの場所。映画の中で二人は、確かピラミッドの頂上で笑いあっていた画があったような…。 登ってはみたいけど(今はできないらしい)命の保証はない。
クフ王ピラミッドの中にも入ってみた。入口→大回廊→王の間へ。途中、細い急斜面を上るのだが、幅50cmほどの狭い通路は天井も低く、上りと下りの人が譲り合いながら行き違う。ちょうど私が上るとき、欧米人の団体と鉢合わせし、この人たちが足を踏み外して落ちてきたら絶対潰される! 体格のいい(太った)彼らと身体を寄せ合ってすれ違った。その先にウソのような広い空間、王の間でようやく一息。
入口に戻ってきて外に出たとき、炎天下にもかかわらず〝涼しく〟感じたほど。内部はサウナのような蒸し暑さ、ここで〝ととのう〟…のは難しい。
■スフィンクス
堂々とした迫力のスフィンクス。圧巻!これが1枚岩から掘り起こされたなんて信じられない‼️
スフィンクスの鼻は、遺跡泥棒によって削り落とされたらしい。ディズニーのアニメ映画「アラジン」では、空飛ぶじゅうたんにのって飛び回るのを見たスフィンクスの修理工が驚いて、思わずスフィンクスの鼻をノミで割ってしまったシーンがあった…犯人はお前かぁ⁉️ 思い出しながら眺めると、笑えてくる。
これ、合成写真ではありません。
ライトアップされたピラミッドとスフィンクス、さらに神秘的。
ところでスフィンクスは〝今〟、どこを見ているのかご存じですか? その視線の先は…、「マクドナルド ルクソール店」だそうです。
まだまだ謎に包まれたピラミッドとスフィンクス、ますますロマンを掻き立てます。ピラミッドパワーとスフィンクスパワー! 溢れんばかりのパワーをいただきました。
これで今回の旅はおしまい。でも最後にもう1回、次回は実際にエジプトに行って感じたことを雑記で締めたいと思います。
(つづく)