徒然素心ひとりごと

[徒然]…時間があるときに、[素心]…そのとき感じたことを、[ひとりごと]…感じたままにつぶやく、エッセイときどきコラム風

おじ散歩world in EGYPT 第4幕、いまだ余韻に浸りつつ…徒然雑記

 実際に行って、観て、触れて、空気を吸って、感じて、初めて知ることばかり‼️ 体感することが何より大切…あらためて実感!!

1日目:ツタンカーメンの黄金のマスクがあるエジプト考古学博物館

2日目:ルクソール東海岸ルクソール神殿カルナック神殿

ルクソール西海岸…王家の谷ツタンカーメン王の墓ハトシェプスト女王の葬祭殿メムノン巨像

3日目:ハン・ハリーリ市場アズハル・モスクカイロタワー

4日目:ピラミッドクフ王のピラミッド内部スフィンクス

 

何回かに分けて振り返って、結局4回に。それだけ魅力的な国だったし、いまだに夢のよう…本当に自分がかの地に立っていたんだろうか? で、最後の締めは感じたことを徒然と…。

■知っているようで知らないエジプトという国

国土は日本の2.7倍、その約90%は砂漠…有名なサハラ砂漠。ちなみに〝サハラ〟とはアラビア語で〝砂漠〟という意味らしい、だからサハラ砂漠=砂漠砂漠ということに。人口は約1億人…日本とほぼ同じ、首都カイロには1千万人強…東京とほぼ同じ、だけど今や人口は日本や東京を超える勢い。なにより勢いや熱量は何十倍!

■母なるナイル川

ご存じ世界最長の長さのナイル川。ゆったりと穏やかに悠々と流れている。過去、ナイル川は毎年のように氾濫していたらしいが、古代エジプト人たちは、ナイル川の氾濫は「女神の涙」と信じていたそう。雄大なナイルと、おおらかな信仰心、お国柄を象徴するような言い伝え。

ところで年2回ほどしか雨が降らないエジプトにとって、ナイルはまさに母なる命の川。水源の98%はナイル河川水を濾過しているのだそう。「水道水は飲むな」と強く言われていたので、さすがに直接は飲まなかったけど、歯磨き後のうがいはそのまま使った。また現地は硬水なので心配な人は日本から水(軟水)を持参するように言われていたが、こちらも硬水でもまったく問題なかったよ

  

■食事は素朴?

エジプトは約90%がイスラム教徒。豚は食べない。鳥や牛はそのまま焼いたものよりも、ミンチ?つくね?みたいな加工した料理が多かった。味は素朴で、焼いたものに塩・コショウでどうぞって感じ。焼いた野菜が添えられているんだが、どれも堅い(歯ごたえがある…とも言う)。朝食バイキングでは、何種類かのハムやソーセージがあったが、何のハムなんだろう?どれもグニャっとしていて薄味で同じ味がした。

魚料理は白身魚(=淡水魚のブルティーというらしい)を使ったソテーやフライ、あっさり素朴。

平焼きパンに豆のディップは定番。ディップは何種類(オリーブ風味?にんにく風味?…)かあるんだけど、違いがあまりわからなかった。

対してデザートはどれもメチャクチャ甘い。ケーキ、プリン、チョコレートムースなど砂糖やシロップをそのまま舐めているようで、ほんの少しだけで降参!

 

なんでも鳩料理(内臓を取り出した後に米などを詰めて丸焼き)がご馳走らしい(残念ながらこのツアー中にはお目にかかれなかった)。ガイドが街で見かけた鳩の群れを見て〝美味しそう〟と呟いていた…多分ネタだけど。

いずれにしても、普段何気なく食べている日本食のなんと豊かで、美しくて、奥深いことか。日本人の舌って、実はすごく贅沢なのではないか…と感じ入った。

■夜、呑まなかったおかげで…

イスラム教徒はお酒も禁止。宿泊したホテルにもアルコールは一切置いていなかった。市場に行けばリーカーショップもあるらしいし、近くにはラウンジバーがあるホテルもあるようなのだが、夜遅くから出かける気にもなれず…、怖いし…。ただ夜飲まなかったおかげで、炎天下の世界遺産巡りを満喫できたのだと思う。2日酔いだったら多分無理だった。

不幸中の幸い…というかまさに〝郷に入っては郷に従え〟。そのせいか、炎天下のルクソールのランチレストランで冷えたビールが飲めたときは、ほんとに、ほんとーに、美味かった!

エジプト人ガイドさん達、皆さん、芸達者

エジプト人ガイドさん達、みんな日本語がすごく上手。その上、歴史的背景や史実を、エピソードを交えてとても分かり易く解説。さらに驚くのは、ちょいちょいネタがとび出すこと。例えば、「エジプトでは、『石を投げればムハンマドにあたる』ということわざがあるほど(笑)多い名前ですが、私こそがムハンマドです」とか、クフ王のピラミッドの中(死ぬほど蒸し暑い)から戻ってきたときに「どう?ととのった?」とか…、どこで仕込んでいるんだろう?

私たち日本人は、日本文化のことをどれだけ知っているのかな? 今の知識で京都や鎌倉でガイドが務まるとは到底思えない、ましてや外国人相手にお国言葉で説明することなんて…。

自分の国を愛し、歴史を勉強し、さらに観光学やホスピタリティを学び、さらに日本語を習得、ユーモアも交えて…、ガイドの皆さん、本当にありがとう! その姿勢だけで、いろんなことを教わりました!

 

■そのころ日本は…

ピラミッドやスフィンクスが建造されたのは紀元前2千年以上前。そのころ日本は弥生時代ようやく定住し農耕が始まったころ。当時のエジプト文明の高さ、脈々と培われた文化に、驚愕と感服するばかり。

 

エジプトに行って、エジプトのことを少しづつ学んで、興味は尽きません。歴史を学んでから訪れたら、きっともっと楽しいはず!

次、もし行く機会があったら、映画・ナイル殺人事件をたどるナイル川クルーズ〟をのんびり楽しみたいな!

まだまだ書くべきことがたくさんあるような気がしますが、一旦ここでエジプト劇場を締めることにします。

 

おじ散歩world in EGYPT その①、カイロの街の驚きの連続 - 徒然素心ひとりごと

おじ散歩world in EGYPT その②、ルクソール43℃もなんのその、想像をはるかに超える圧倒的迫力 - 徒然素心ひとりごと

おじ散歩world in EGYPT その③、ピラミッド大きい、大きい、想像の100倍大きい - 徒然素心ひとりごと

(おわり)