徒然素心ひとりごと

[徒然]…時間があるときに、[素心]…そのとき感じたことを、[ひとりごと]…感じたままにつぶやく、エッセイときどきコラム風

便利そうだけど…怖~い…〝Society5.0〟 でもね、一人ひとりの意識で世界は変わる!

AIが身の回りにあふれる中、政府が〝Society5.0〟をPRしています。

内閣府:society5.0-科学技術政策

は、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、人間中心の社会がSociety5.0だ」と説明されていますが、よくわかりません。

 一方、経団連の動画では、

具体的なイメージを見ることができます。

 

この動画を見たとき、いろいろ便利になるのだろうけど、それより正直、ゾッとしました。職業病かも!

  1. AIがいろいろ教えてくれたり、やってくれたりするので、人は考えたり動いたりする必要がなくなり、その結果、筋力や思考力、創造力が衰えていき、考えること・行動することを放棄してしまうのではないか!
  2. そして何よりAIや情報が、暴走したり悪意あるものによって乗っ取られたら、その影響は計り知れない。社会生活は大混乱、人の命にかかわることにも!

そもそもSociety5.0を構成する基本要素は、「IoT」「通信経路」「AI・ビッグデータであり、IoTで様々な情報を収集し、ビッグデータとしてAIにインプットし、その結果をフィードバックする仕組み。つまり、

  • IoTが暴走したら、あるいは乗っ取られたら、正確な情報を得ることができなくなる。
  • AIは認知(あるいは認識)が基本なので(AIは何もないところから創造・創作することはできない)、不正確な情報をインプットされたら、不適切な結果をフィードバックしてしまうしかも、利用者(つまり私たち)はAIが言うことを疑う術を持たない
  • 集約やフィードバックのための通信経路が盗聴されたら、機密情報や個人情報の流出の危険性がある。

ということ。

さらにブレインテックはもっと怖い。

考えただけでモノや機械を操作する技術…つまり「脳の見える化、人間そのものがIoTの一つになるようなもの。下手をすると人間はAI(あるいは身の回りにあるすべての家電、あるいはごく一部の悪意ある者)に常に監視され、知らないうちに操られてしまうのではないか

 

SFの世界が現実としてすぐそこまで来ているかのようです。

したがって、今以上に重要なポイントが〝セキュリティ〟です。

オンライン通販、キャッシュレス決済が当たり前の世の中。開発者や運営者は安心・安全のために日々奮闘していますが、それでもセキュリティ事故は後を絶ちません。

だからこそ、

便利な世の中になればなるほど、我々一人ひとりが〝使う/利用する〟ことに慎重に向き合う必要があると感じます。決して目に見えない何者かに〝使われる/利用される〟ことがないように

(ま)