毎日〝やること〟はたくさんある。で、〝やること〟の中身はというと、もちろん〝やりたいこと〟もあるが〝やりたくないこと〟も。しかしほとんどは〝やらなければならないこと〟だよなぁ。〝やらなければならないこと〟は〝今はやる必要があること〟には変わりないが、中には〝自分がやらなくても…〟とか、〝後でもいいんじゃないか…〟とか、〝誰もやらないから…〟とか、〝やるって言っちゃったからやるけど、言わなかったらそれで済んだのでは…〟なんてこともそれなりに多い気がする。
この映画は、病室で知り合った余命数ヶ月の二人が、やりたいことをリストアップして、ひとつひとつ叶えていく、まさに〝やりたいこと〟を命を懸けて実現していくストーリー。
明日に向かって=目標を実現していくために、まずやるべきことは実行計画=つまり「①やることリスト」…これはたいていの人が必ずやる。で、普通の人は「やることリスト」をつくった時点で動き始めるのだが(行動しないよりはよっぽどいいが…)、この二人は違ったよ。
計画がうまくいかなかったときのこと、想定外のことが起こった時のこと=つまり「②やることリストのリカバリープラン」と、これだけはしない=つまり「③やらないこと」を考えた。
わりと多くの人が「①やることリスト」をつくった時点で〝できた気〟がしてしまうのは、②③を考えないから。
②を考えないということは、阻害要因をまったく気にしていないので、うまくいく前提で思い込むから。
③を考えないということは、無駄なことを排除したり、優先順位を放棄しているということ。
ビジネス戦略:成功に導くストーリーがなければ気合に終わる!
経営や事業では、①はあたりまえに吟味して策定するけど、では②③はどうですか?
②は中間時点あるいはゴール近くになって、はじめて検討していませんか。すでに遅いでしょう!
③に至っては検討すらしないのでは?
でもホントに大事なのは②であり③だと思うよ。
やることリストだけでゴールできたら、こんなラッキーなことはないけど、世の中、思った通りにいかないことのほうが多いんだから。
そこで私も、自分の「やらないことリスト」を考えてみた。
- 夜更かししない
- 感情的にならない
- 陰口を言わない
- 見栄を張らない
- やるべきことを先延ばししない
- 安請け合いしない
・・・あれっ、「やらないことリスト」考えていたはずなのに、全部「やることリスト」に置き換えることができるよ。
- 早寝早起きする
- 一度深呼吸する、アンガーマネジメントを心がける
- 反面教師にする
- 素の自分を認める
- 嫌なことは先に済ませる
- 無理なことはキチンと断る
っていうことは、たいていのことは前向きにとらえることができるということ、つまり明日への扉は、かならず自分で開けることができるはず!
(ま)