徒然素心ひとりごと

[徒然]…時間があるときに、[素心]…そのとき感じたことを、[ひとりごと]…感じたままにつぶやく、エッセイときどきコラム風

過去は変えられない、未来は変えられる…ってホント?

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」

You cannot change others or the past.

You can change yourself and the future.

カナダの精神科医エリック・バーンの有名な言葉です。一度は耳にしたことがあるでしょう。

私もこの言葉に励まされたことがある一人です。

でも、考えてみて…なんか不思議なんです。少々、ひねくれた考えかもしれないけど、

  • 〝変えられない〟過去を抱えたまま、未来が〝変えられる〟とは思えない。…楽観的な希望にすぎないのでは。
  • 〝変えること〟ができるのは〝今〟しかない!…が名言に〝今〟は登場しない。

で、私なりの解釈は、

  • 過去の〝事実〟は変えられないが、自分の成長や時代の変化とともに、他人や過去の印象は変わる…つまり過去の見方は変えることができる(変わっていく)
  • 他人と過去は変えられないが、、自分が変わろうと行動したら、きっと自分と未来は変えられる」…エリック・バーンもこれを伝えたかったんだろうな

自分が変われるとしたら、行動して、経験した時だけ。考えているだけでは始まらない。ちょっとづつ、小さな一歩でも、気づいたら変わってた…そんなもんだと思う。だから小さくてもやっぱり大事なのは〝今〟なんだよ!

 

ここで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出してみてください。

過去に行って、未来(現在)の辻褄を合わせようとするし、未来へ行って不都合を目にしたために、過去へ戻って事実を捻じ曲げようとするし、やりたい放題。

最初は、「過去を変えてはイカン、未来(今)の存在を否定することになる」と言っていたドクでさえ、「君たちの未来は未だ決まっていない。未来は自分で切り開くものだ」なーんて言だすし。

だからすべてのスタートラインは〝今〟だよね。

ドクもマーティも、過去の〝今〟を変えたからこそ、幸せな未来がやってきた。

今、この瞬間、小さな一歩でもいいから自分が変わらなければ、未来を変えることなんかできない!

「めんどくさい…」とか、「明日から…」とか言ってる場合じゃない!

(ま)