徒然素心ひとりごと

[徒然]…時間があるときに、[素心]…そのとき感じたことを、[ひとりごと]…感じたままにつぶやく、エッセイときどきコラム風

転職で天職に巡り合えるのか?

驚きを通り越して衝撃!

先日発表された、転職サービス「doda」の「転職理由ランキング」の最新版(2022年3月14日)。「転職理由ランキング【最新版】 みんなの本音を調査!」

マジか?

だって、6位を除いてすべてネガティブな理由だったから。要は「今の会社イヤ!」ということだよね。11位以下をみても、イヤイヤ理由がずーっと続き、なんだか世も末。

まぁ、このご時世、嫌な会社に我慢して居続ける必要はないが、転職した先で、また「イヤ」なことがあったら……、また転職するんでしょうか? そんな賭けみたいなことを繰り返すのかい?

単に嫌だから辞めるというのは、職場での共通話題は会社や上司への悪口や愚痴…という状況からいつまでも抜け出せず、あまりにも悲しすぎる。

この記事では、コロナ下の転職では外部環境に対する不満よりも個人的な目標が優先される傾向が明らかになりました と言っていますが、給与(1位)、昇進(2位)、つらい(5位)など…これが昨今の仕事に対する個人的目標なんですか? ほかにもっと大切なことがあるんじゃありませんか?

 

実は私も転職経験者です、これまで2.5回(2回は新天地へ、0.5回は出向先への転籍)。そりゃ転職って疲れますよ! ただ手前みそながら、振り返ってみると、それぞれで一歩ずつ階段を登れたような気がしています。今、携わっている仕事が天職かどうかはわかりませんが、少なくともこれまでの経験が自分の強みにはなっています。

ただね、若い頃から今の姿を思い描いていたわけでは決してなく、そのとき目の前にあることに精一杯向き合ってきた結果にすぎませんよ。

そして、この記事でもう一つ気になったこと。

転職理由のほとんどがイヤイヤだとすれば、それだけ「会社に魅力がない」とも言えるんじゃないですか。では魅力ある会社ってどんな会社か?

知名度、歴史、商品、イメージなど色々あると思いますが、私は最終的には「人」ではないかと強く考えています。「この人と一緒に仕事をしたい」と思える人がいるかどうか。ブランドに頼って人を呼ぶのではなく(これはこれで素晴らしいですが)、「人が人を呼ぶ」ことによって出来上がったチームは強いよ。 会社はこのような「人を呼べる人」を大切にしなければならない…ESなど掛け声だけでなく、本当に真剣に考えてほしい!

 

つまり、「呼ばれるような人になる」ということが自分の存在価値を高めることになるし、「人を呼べる人がいる」ことが会社に求められていることではないでしょうか。

まぁ、「呼ばれるような人」は。転職サイトなど利用しないだろうけどね。

以上、私の率直な感想でした。

(ま)